虫歯治療について

当院では、単に虫歯や歯周病の治療だけでなく
                                  お口の全体のトータルケアを重視しています。


image-1.jpg
虫歯や歯周病の再発や進行は患者さん自身の将来を真剣に考えると、やはりよいことではありません。

食後や就寝前の歯磨きは重要ですが、それだけでは健康な歯を守りきれないのが現実です。




◆虫歯の仕組み



虫歯は、通常口の中に居るミュータンス菌をはじめとした虫歯菌が口の中の糖分をえさとして増殖することによって発生します。虫歯菌と糖分が結びつくとグルカンという物質を作ります。これが歯の表面に出来るヌルヌルした歯垢(プラーク)と言うものです。dental.jpg
これが同時に細菌の住みかとなります。 このプラークの中の虫歯菌が出す酸が歯の表面のエナメル質から象牙質、歯髄と溶かしていくことによって、虫歯を作るのです。 




sikumi


<エナメル質>
人体の中で一番硬い組織で、歯の中で一番虫歯の抵抗力が強い部分です。
<象牙質>
歯髄(神経)のまわりを構成している部分で、虫歯でエナメル質のバリアが破られると象牙質では速度を速め、急速に広がります。
<歯 髄>
一般的に神経と呼ばれている部分です。痛みを感じる神経と、水分や栄養を供給する血管からなっています。
<歯根膜>
根の表面と歯槽骨をつないでいる組織で、かんだ時の感覚を感じる部分です。
<歯槽骨>
歯を支える部分の骨のことで、歯周病が進行すると破壊されていきます。





 虫歯の進行

C0
CO (シーオー 初期むし歯)
(状態) 歯に穴はあいていないが、表面が溶かされてつやがなくなり白く濁って見えたり薄い茶色になる。

(症状) 痛みなどの自覚症状はない。






C02
C1 (エナメル質層内のむし歯)
(状態)歯の表面(エナメル質)に限局して欠損(穴)ができている状態。

(症状) 痛みやしみる感じはない。






C2
C2 (象牙質まで進んだムシ歯)
(状態) ムシ歯が歯の内部に広がり象牙質まで進んだ状態。
(症状) 冷たい飲食物等で痛みを感じる。







C3
C3 (歯髄まで進んだムシ歯)
(状態) ムシ歯が歯髄(神経)まで進んでいる状態。表面の穴は必ずしも大きくなく、内部で広がっていることがある。
(症状) 激しい痛みがある。







C4
C4 (歯冠部分がこわれ、歯の根の部分残ったムシ歯)
(状態) 歯冠部(歯肉から上の見える部分)がほとんど崩壊し、歯根だけ残った状態。
(症状) 歯髄(神経)が死んでしまい、痛みがなくなる。

歯髄が露出し、細菌に感染すると根の先に膿が溜まったり、
痛みが起きることがある。放置すると全身の健康を害する病巣となる。
この態になると、保存治療は困難になり、通常は歯を抜くことになる。





日ごろのご自身でのケアの仕方もアドバイスさせていただきますが、プロによる定期的なお口のトータルケアが大切です。

Copyright Yamamoto Dental Clinic.All rights reserved.